「Angel Doll」まえがき──「それ、持って行ってみなよ」

こんばんは、蜂八憲です。 `( ´8`)´



超水道最新作「ghostpia」、
AppStoeでの配信に続いて
ノベルスフィア様でもリリースとなりました!


ブラウザベースでご覧になれますので、
iPhone・iPod touchをお持ちでない方もお楽しみ頂けます!


ちなみにプレイ用のブラウザはGoogle Chromeがおすすめですよ。
どうぞよろしく!(`・ω・´)



『ghostpia』for ノベルスフィア はこちら
 


さてさて、昨日のブログでは、
蜂八のnote連載の概要についてお話ししましたが、
本日は作品のちょっとしたエピソードについて。


ではでは、改めまして。
10/11(土)から”note”で長編小説の連載を始めます。

 


タイトルは『Angel Doll』


以下、あらすじです。

 

──Story──
 

「エンジェルドール」と呼ばれるヒューマノイドが市販されている現代日本。
 

主人公・哲のもとに、ある日、行方不明になっていた恋人そっくりの「エンジェルドール」が現れた。


「お願い──1週間だけ、ここに居させてほしいの」


そう懇願する人形を、彼は「人間」として扱い、匿うことにしたのだが──

 

はい、ロボットものです。SFちっくです。
 

この『Angel Doll』ですが、『ghostpia』とは対極に位置する作品です。

作風もそうですが、作品自体の立ち位置としても。


『Angel Doll』は蜂八の超水道以前の処女作であり、

同時に、超水道と関わるきっかけになった作品でもあるのです。

 


 

◆制作秘話という名の昔話

 

今回連載する「Angel Doll」なのですが、
もともとは、大学時代に同期の友人と

「サウンドノベルを作ろう」ということで制作したシナリオでした。
 

「もう一度、物語を書き始めよう」と決めた頃のこと、

そして「どんなものを書こうか」と考えあぐねていた時のこと。

そんな折に、友人が話を持ちかけてくれたのでした。

 

「サウンドノベル作ろうぜ。
おまえがシナリオ書いて、俺がプログラムを組むんだ!」

 

大学3年生の初夏のことだったと記憶しています。

在学中にリリースしよう、ということで始まった制作でしたが──



結果から先に言うと、そのサウンドノベルは完成しませんでした。

 

メンバー集め、技術的な制約、そして時間の縛り。

なかでも最大の問題は、僕自身がシナリオ制作に苦戦したことでした。

高校以来とんと離れていた「物語を書く」という行為に、

頭と腕は悲鳴をあげるばかりで、なかなか前進することができなかったのです。

 

「1ヶ月でシナリオを完成させてうんぬん」などという青写真はとうに吹き飛び、

テキスト量は加速度的に増える反面、ストーリーを進めている実感には乏しく……



「在学中にはサウンドノベルとして完成しない」



気づけば、そう見切りをつけざるを得ない状況になっていました。

 


自分の至らなさに涙しつつ、メンバー共有の連絡網に

「ごめんなさい」と中止の旨を伝えるメッセージを書き込んだことを、

今でもふっと思い出したりします。

 

そんな経緯があって、サウンドノベル制作計画は頓挫しました。

ただ、そのシナリオの執筆だけはどうしてもやめる気になれませんでした。

 

──この物語は、きっともう誰にも振り向かれることはない。

 

そんなふうに頭の隅で理解しつつも、それでも書き続けていたのは、

ひとえに自分自身のためであり、また意地でもあったのだと思います。

 

終わらせなければ次には進めない、という確信と、

ここで放り投げればまた同じことを繰り返すだろうという恐怖。
 

「こんなに書けなかったのか……」という失望のなか、

「こんなに書けるんだ!」という実感を頼りに、がむしゃらに書いた日々でした。

 

そうして、シナリオが完成したのは、およそ半年後──

秋の終わり頃になってからのことでした。
 

結果として、手元には「完成品」のシナリオだけが残ったのです。

 

一応のところ「どうにか完成しました」とメンバーに伝え、

自分のなかではすべてが終わった心持ちでした。
 

それから1週間もした頃でしょうか。

サウンドノベル制作の話を持ちかけてくれた彼と、久々に会ったのは。

 

「俺さ、はっちゃんの書くものはイカしてると思うのよ」
 

「おお、ありがと。すごく嬉しいよ、ホント」


「ところでさ、『超水道』ってサークルあるじゃんか」


「ああ、このまえ薦めてくれたノベルアプリね。あれ面白かったよ」


「うんうん。でな、その超水道が今、ライターを募集しててな」


「……応募してみろ、ってこと?」


「いや、もうお前のこと応募しといた。他薦ってことで」
 

「へー。


 ……はっ?


 ……ファッ!?」

 

混乱している僕をよそに、
彼はいたって涼しい顔でこう続けたものでした。

 

「『Angel Doll』、持って行ってみなよ」

 

その一言がきっかけで、僕は超水道にポートフォリオとして

『Angel Doll』を含む作品群を提出し、今ここに至ります。

 
 

蜂八憲に関して、
超水道作品を読んでくださっている方々の記憶に新しいのは、

やはり『佐倉ユウナの上京』なのかなと思います。


打ち合わせを重ねに重ね、昨年から今年まで
丸一年にわたって展開した『上京』。

シナリオの執筆自体も、期間としてはおよそ半年間ほどでした。

 

制作にあたって、プロットを立てた段階ですでに

「これは長くなりそうだな」という予感はあったのですが、

それでも不思議と不安を覚えなかったのは、

『Angel Doll』で曲がりなりにも15万字ほどのストーリーを書ききったという

自信と実感があったからなのだと思います。
 

最終的に『上京』の分量はおよそ40万字、
リリースに際しては季刊の展開となりました。

作品を読んでくださった方々に対する感謝はもちろんのこと、

『Angel Doll』を執筆した当時の自分に対しても
「よく頑張ったな」という感慨がありました。

 

『上京』を書き終えることができたこと、

超水道のメンバーと創作ができていること、

読者の方々から温かいお言葉を頂けていること。
 

今の自分があるのは、ひとえに
『Angel Doll』のおかげと言っても過言ではありません。

そういう意味でも、ひとつ思い出深い作品でもあるのです。

 

逆に言えば、それだけの思い入れの深さゆえに、

当初は表に出そうとあまり考えていなかったのも事実です。

なにせ数年前の作品ですし、今の自分からすれば色々な意味で

「ああ若い! 若いよあたし!!」`(/// ´8`///)´
と、もだもだしてしまう所もあったりして。

 

しかしながら同時に、素直に「面白いじゃん」とも思うのです。

 

これは紛れもなく、当時の全力投球だった。

 

時間を置いて読み返してみると、ことさらにそう実感します。


 




つらつらと書き連ねてはきましたが──

結局のところ、物語は人に読まれてナンボだと思うのです。


まだ見ぬ誰かに読んでもらいたい。
そう思って書いていたものであれば、なおのこと。



「もう日の目を見ることはない」
そんなふうに一度は諦めかけた作品ですが、

こうしてまた、違った形で表に出すことができて嬉しいのです。

 

『佐倉ユウナの上京』や『Santa Clothes』とは
また違った趣のシナリオですが、

「へえ……こんなのも書いてたんだね……///」
生温かい目で眺めつつ、
にやにや楽しんで頂ければ、
書いた身としては嬉しい限りです。

 

数ヶ月の間ではありますが、ghostpiaとともにお付き合い下されば幸いです。

ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

 
author:蜂八憲, category:デスポエム, 01:15
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佐倉ユウナの最終回。
どうもこんばんは!ミタヒツヒトです!

本日は!そう!そうですね!

超水道最新作!
『佐倉ユウナの上京・冬』
の公開日であります!





重ねた時間、積み上げた意志。玄冬を越えて、春は蒼みを増していく。
──佐倉ユウナの上京・最終章、開幕。



みんな今日まで準備はしてきたかな!?してきたよね!
というわけで、百聞は一件に如かず!

読みましょう、そして読みましょう。
はい、ご用意いたしました。





PC/Macの方は、ブログから読むのも何だか味気ないと思いますので、
こちらのリンクよりお読み下さればと思います。

いやぁ、長かったね!本当に長かった!


しかしかながら、本日2014年2月26日をもって。

『佐倉ユウナの上京』完結いたしました。


自分はこうしてディレクションの立場として作品を俯瞰してまいりましたが。

「超水道と一緒に作品を作りたい」という男、蜂八憲との出会いの日のこと。

初めて、「佐倉ユウナの上京」というタイトルが決まった日のこと。

鷹司くん、そしてユウナちゃんが、すずめくんのスケッチブックに初めて描き出された、彼らの「誕生日」のこと。

初めてのコミティアにて、数百枚単位でご用意したフライヤーが速攻で捌けた日のこと。

そして忘れもしない梅雨の終わりに、「春」がAppStoreにリジェクトされたこと。
絶対に許さない

今では全てが遠い昔のことのように思われます。
思い出すことが難しいのは、全てがあまりにも慌ただしくて記憶に焼き付ける暇すらなかったからでしょう。
あまりにも慌ただしかったのは「みなさんにこの蜂八憲の描いた物語を早く届けたい」というある種の執念に取り憑かれていたからでしょう。

作品の公開スケジュールを決めたのは、私、ミタヒツヒトでした。
学業、仕事が重なる中で「ほぼ隔月」というスケジュールで作品を発表しようと、そう決めたのは自分だったのです。

「隔月でドンドン作品出るってアツくね!?」

というただそれだけのために突き進んできた一年間でありました。

全ては今日という日に繋がっていたのだ、と思うと、ついに決着を見たという嬉しさと、明日からもう二度と「上京の新章出たよ!」と告知を出せないことへの寂しさ、両方があります。

最後までついてきてくれた、
すずめくん。
蜂八さん。
そして物語になくてはならない楽曲を提供してくださった真島こころさん。

本当にありがとうございました。

UIをデザインしてくださったはな尾さん。
SEを提供してくださった旅Pさん。
色々とお世話になった斑くん。

他にも色んな方々にお世話になりました。
本当に、本当に、長い間、ありがとうございます。

最初の方とテンションが違うって?

今日の記事は推敲を行っていないからです。
あれでもいつもはやってるんです。

この記事が書き終わったら、「上京の告知記事」はもう最後なんです。

「上京の新作を告知する日記は、今日で最後なんだ」

それがなんだか寂しくて、書き終わるのが怖くて、だらだらと思いの丈を書くことしかできません。

でも、そろそろ書き終えねばなりませんね。

僕らにとって、「上京」というプロジェクトは、とてもとても長い旅のようなものでした。
僕は東京生まれなので、上京という体験をしたことがありませんが、東京を目指すユウナちゃんのような勇ましく希望に満ちた心で作品の完結というゴールを目指しておりました。

時には鷹司くんのように、現状への思考を放棄しかけてしまったこともありました。
が、そんな時にはいつも作品のキャラクターたちが、その道を照らしてくれるのです。

「共に苦労する楽しみ」

「上京」を最後まで読まれたあなたは、きっとこの言葉に覚えがあることでしょう。
この言葉は――と――の関係性、それだけではなく。

僕らと彼らをつなぐ、
それはいつだって目印で、

それが、僕らにとっての北極星だったんよ。


さて!そろそろ、終わりにいたしましょう。

「佐倉ユウナの上京・冬」
ついに公開となりました。

まだ読んでない方。
秋まで読んで下さった方、ぜひとも最後までお読み下さい。

リンクは以下のとおりです。

佐倉ユウナの上京・春
佐倉ユウナの上京・夏
佐倉ユウナの上京・秋
佐倉ユウナの上京・冬

佐倉ユウナの上京・上(AppStore)



ではでは、今日はこのへんで。


ありがとう!

 
author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 21:42
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神サービスKampa!で15万円の液タブがうちに来た話。
■ザッツ新兵器

どうもこんばんは。ミタヒツヒトです。
そんなわけで超水道にすばらしい新兵器がやってまいりました。

その名も、Cintiq 22HD!!!

Wacom Cintiq22HD  液晶ペンタブレット 21.5インチ DTK-2200/K0

いわゆる液晶タブレット、通称液タブであります。
今やペンタブレットと言って「知らん」という方は少ないかと思いますが、これはその上位互換。
画面にそのままペンを走らせることで、99.9%ダイレクトにデジタルのお絵描きが出来るという優れものです。

ただしその価格は2013/12/02現在¥148,304と決してお安くはなく、金のなさに定評のある超水道にはちょっとばかり高すぎるシロモノであります。普通に考えればまず買えない。

そこで登場するのが神サービスたる、
”kampa!”なのであります。

■kampa!とはなんぞや

kampa!というのは読んで字の(?)ごとく、カンパをできるサイトであります。
する側もされる側も、どちらも利用できるサイトです。

クレジットカードあるいデビットカードを通して、間で取られる手数料ゼロで相手にカンパをする/受け取ることができるサービスなのであります。
例えば、同じ1000円のカンパでも、AppStoreだと三割がAppleに吸収されてしまうので、支払われるお金は700円です。
それってなんだかソンな感じがするじゃないですか。
でもkampa!だと1000円カンパしたら1000円やってくる。いいことです。

■クリエイターには神!
なぜそんな風になるのか、というお話をすると、カンパされたお金は実はお金ではないんです。
カンパされるのは、カンパ額と同額のAmazonのギフトカードになるんですね。
カンパされる側のAmazonのアカウントにカンパ額と同じ額のポイントがチャージされるイメージでしょうか。

ギフトポイントは1ポイント1円ということで、Amazonにおいては通貨とほとんど同じ役割をするものです。
銀行を介していないので、手数料がかからないんじゃないかな、と思います。
ダイレクトにお金が行くのは、よいことですよね。

それにくわえて、Kampa!ではお互いの個人情報を一切知らせることなくカンパができる、という点も日本のインディ・サブカル界隈的にはいいことですよね。
Facebookが流行っているとはいえ、本名を出すことに抵抗のある人はけっこう多いし。大事。

カンパする側はkampa!発行のメールアドレスにメールを送るだけ、受け取る側もkampa!のアドレスから受け取れる、というわけです。

ただし、クレカなりデビットカードなりを持ってなきゃいけないのはちょっとした制限かも?


■カンパの軌跡を見よ

と、そういうわけでサイトの方には今も例のやつのカンパが残っております。



こんなかんじ。
こうやって見ると2日で10万円集めていることになる!すごいぞすずめくん。

■達成してないじゃん詐欺だ!死ね!

まぁ待てよ。

このページだとまだ67%で止まっておりますが、なぜこうなっているのかと申しますと、「カンパでは足りなかった分は自分で出した」からだったりします。あともっと最新機種が安くなったりもあったけどまぁそれはこの際あんまり意味のないことだ。

カンパは随時支払われます。100%にならないと支払われないよ、ということはありません。クラウドファンディング系サイトとはここがちょっと違うかも知れませんね。

そういうわけで、溜まっていたお金に二万円ほど足して、新しい機種の22インチ液晶タブレットを買うことができました。

よかった、本当によかった。

■液タブ様のご雄姿
そんなわけで液タブ到着の日の空気感をなんとなく味わっていきましょう。

届いた!箱がでかい!
箱のなかに箱!このハサミ見たことある人いるはず!
ででん!

ついた!

描いてみた。



と、まぁこういう感じで結構でかいです。
生活スペースの見直しを余儀なくされておりますが、描くスピード、快適さは何物にも代え難いものがあるそうです。
すずめくん曰く「時代がきた」とのこと。

■装備事情の改善に使えるかも

超水道は高校二年の今くらいの時期に発生した集団でありますが、当初から常に機材やソフトウェア不足に悩まされておりました。
特にCMYK問題には悩まされてきていて、CMYKなるお安いソフトでは書き出せない印刷用のカラーモードでの書き出しのできるソフトが無かったので業者さんによっては入稿もままならなくなっていたりして。
バイトなんかしてれば買えなくもない額でもあるんですが、そんな暇があったら作品を作らねば…でも…!というスパイラルだったりしますし。

そういう意味では、まだ資金にも装備にも不安のある若い同人サークルさんなんかに需要の高いサービスでもあるのかな、なんて思ったりします。カンパするにはクレカが必要だけど、受け取るだけならAmazonアカウントが一丁あればいいので。

■絶妙、Amazonギフトカード
このサービスのすごいところであり絶妙なところは、やっぱり「送られるのはAmazonのギフトカードである」ってことかな、と思います。

この前、超水道の活動資金が底をついて大変だったことがありますが、あのとき10万円越えのこのカンパが現金だったらたぶん楽勝だったんだろうな、と思うんです。それでもって超水道はカンパ乞食になっていたことでしょう!w
「大体なんとかなるが絶妙に使えないこともあるよ」というAmazonのギフトポイントは、うまいこと依存を防いでかつ図書券ビール券お米券その他諸々よりすばらしい使い勝手を持っているという点で、クリエイター的にはだよな、と思っております。

あとギフトカードでおふざけできるところも高ポイントだったり。
出産おめでとうギフトカードがいったい何枚届いたと思ってるんだ……



■創作業界摩訶不思議
昨今は超水道のように創作をする者には辛い世の中になってきていることは多分、疑いようもないんだけど、でも一方でこうして神システムでクリエイターが創作をつないでいくサービスも増えてきていたりして、矛盾してますよね。あと5年早くここまでサービスが整ってればこんなことにはならなかったのではないか、と。
そうもいかないのはわかりますが、タイムマシンで誰か過去に戻って、ものづくり界隈の危機とこういう素晴らしいサービスを伝えてきて欲しいものです。

まぁなんにせよ、今こういったシステムをフルに活用していっても、超水道が得られる額は雀の涙で生活を維持するには程遠く、そういう意味では「とりあえず自己顕示欲は満たせるしなんとなく微妙に儲かるからという理由で将来設計を見ていく目を鈍らせる何か」みたいな風に分析されてしまいそうでムカつくので、こういうサービスを使って、でも頼りきらずに、ちゃんと生きていけるような超水道を目指してまいります。
まずはもっとクオリティの作品を作れるようにならなきゃね!クオリティさえ高ければ勝手に儲かっていくはず。そう信じています。

■募集!液タブちゃんの名前!

そういうわけで山本すずめよりみなさんにお願いがあるそうです!
「超水道の新兵器たる液タブにつける名前を、みなさんに決めて欲しい!」ということです。
素敵なお名前を思いついた方は、山本すずめのTwitterまでリプライまたはDMでお知らせ下さい。

■改めまして。

この度は、超水道という明らかに見返りは期待できないような集団にご寄付を頂き、メンバー一同、心より感謝しております。
おかげさまで、液晶タブレットという高級品を手にすることができました。

元々アナログな絵画を得意としている山本すずめにとって「ダイレクトに描ける」という機能はまさにデジタルイラストのもどかしさを解消するものであり、まだ届いて数日ではありますがその使い易さに感動の言葉をしきりに漏らしております。
超水道という集団にとってイラスト・ビジュアルというパートは作品を構成する要であり、ひいては超水道作品そのもののクオリティアップに直に繋がるものと確信しております。

この度こうして受けたご恩は、より素晴らしい作品というかたちで還元させて頂きます。
ご寄付を頂きました全ての方々に、心より感謝申し上げます

古くは小学生、中学生からメンバーから成る超水道は、私、ミタヒツヒトにとって単なる制作チーム以上の意味を持っています。
個人的な感情ではありますが、そんな超水道がこうしてお金を頂いてまで応援して頂ける、という事実に深く感動しております。
今年はメンバーの離脱などもあり、動きの多い一年となりましたが、これからも超水道は邁進してまいりますので、どうか見守って頂ければと思います。

また、同じく、という形になってしまい恐縮ですが、私のボラギノール購入のカンパを頂きました方々にも、私とその肛門より心より御礼申し上げます。
先日トイレの個室から血の匂いを感じる出血が再びありましたが、それまでは肛門は平穏そのものでありました。
この度の危機に耐え切れなくなった際はまたカンパを募らせて頂くことも検討しておりますので、どうぞご検討の程よろしくお願い申し上げます。
超水道を見守るついでに、私の肛門事情もどうか見守って頂ければ嬉しく思います。


■お疲れ様でした
長い記事となりましたが、今日はこのへんで。
kampa!とてもよいサービスなので、クリエイターの皆さんはぜひ使ってみてください。
集まらないと切なくて死にそうになるとは思いますが、ソンだけはしないので、積極的に挑戦するのがいいんだと思うのです。

こっからkampa!トップページに飛べるのでさぁアナタもレッツカンパ!

カンパしてみようかな、という方々は、「カンパしてもらうとクリエイターは金銭以上にとっても嬉しいよ」ということをどうか覚えて帰って(?)頂ければと思います。もちろんお金もないといけないんですが。

そうだ、新しいMacbookのカンパもあるので、よろしかったら。
今使っているMacBookがアプリを書き出すのにちょっと限界が見える感じなので、そろそろ買い替えだったりして…。
全額出して頂こうという意識はあんまりないので、15円とかでも足していってやって頂けたら幸いです。

☆APPLE MacBook Pro with Retina Display (13.3/2.6GHz DC i5/8/256/HDMI) ME662J/A


それでは、今日はそんな感じで。
お疲れ様でした。

author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 20:33
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また賞をもらったので語ってみた
こんばんは、ミタヒツヒトです。
今日の記事タイトルは昔なつかしのニコニコ動画スタイルであります。

■ありがとう

さてそんなわけでブログでのお知らせが遅れてしまいましたが、発表です!

超水道最新作「佐倉ユウナの上京」が、
ニコニコ自作ゲームフェス2にて、敢闘賞を受賞いたしました!


なんか表彰式で名前を読み上げてくださるそうです。ありがてぇ。

ニコニコ自作ゲームフェス2の運営の方々、そして他の参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。

まぁ折角なんだ、動画を貼っておくのでみんなで見ましょう!



自作ゲームフェス2、第二回なのに100作以上の応募があったようで、やっぱ個人でゲーム作ってる、作りたい、という人はたくさんいるんだなぁ、って感じです。まだまだ日本も捨てたもんじゃないですね!もっとインディ界隈が盛り上がっていくといいなぁ。

■ぼっちサークル超水道が物申す

とか言いながら、Twitter上で、このフェスのハッシュタグ "#自作ゲー" がものすごい過疎ってることとかを考えると、ゲームを「自作」したい人々は「交流」がしたいのとはちょっと違うんだよな、という当たり前のことについて思いを馳せずにはいられません。

「俺」がもっと認められて褒めそやされる為ってことなら、絵師界隈に飛び込むなりボカロPやるなり歌い手になるなりすればいい。ゲーム好きなら実況主とかもいいんじゃないですかね奥さん。
純粋に利点があるのはミタみたいにシナリオパートが創作の中核を成してるヤツくらいじゃなかかなぁ。それでもチーム組まなきゃだからやっぱ面倒だなぁ。

自作ゲーなんて上記のどの方法よりも制作に時間がかかり、かつ流布に時間がかかるモノなわけで。
自作ゲームを構成するどれか一つに特化していった方が、お友達ファンも、もしかしたらお金も多く得られるわけで(ただ前にどっかで「どのスキルも中途半端だけど全部できるヤツはよくわからんが自作フリーゲームに走る」みたいな話を聞いたことがあるんだけど細かいことは忘れたしソースもどこにもないしまぁいいや考えない)。

幅広い技術が要るし、チームを組むならそれはそれで大変だし、コストの大きな自作ゲームだからこそ、交流よりも「作りたい!」という気持ちの強い真っ直ぐで時に偏執的な情熱を持った方が多いというのが自分の中での「自作ゲーム界隈」の印象です(とてもとても褒めてます!)。

だからまぁ活発になってうんぬん、というよりは、なんか単なるフリーゲーム実況界隈の養分になってしまう感じもしないでもないですが、なんにもないよりはずっといいと思うんです。そのうちなんかいいことあるでしょ!面白いモノ作ってれば!ダメならつまんないってことだ!

■自己満だって生きている

だからこそ、そういう界隈に光がちょっとでも当たる機会となる「ニコニコ自作ゲームフェス」というイベントは必要なものなんですよ、きっと。
自作ゲームなんて自己満足とかいうけどさ!頑張ったのは頑張ったんだから賞くらい貰ったっていいだろ!そうだろ!

そんなわけで、このイベントがいつまでも長く続いてゆきますよう祈っております。

■アプリのリリースをお楽しみに!

さて、ひと通り語り尽くした後ですが、そういうわけで現在、超水道は「佐倉ユウナの上京・上」のリリースに向けてざくざくざくざく動いております。

その一環と致しまして先日ニコ生なんかもやりましたが、なんというか最終的に何十名も色んな方が来て下さってとても嬉しかったです、ありがとうございます。

リハーサル、前編、後編、反省会、と全四枠、合計2時間だったわけですが、すべてぶっ通しで聞いてくださった方もいらっしゃるようで、いやはや本当にありがとうございます。またやりますから、その時もぜひよろしくお願いします。

さて、そんなわけで今日は皆さんへのお知らせと、思ったこと思うことを書き綴ったのみの回となりましたが次回はもうちょい身のある内容を目指してまいりますので、皆さんよろしくお願いします!

ではでは、また次回!


author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 14:35
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時には先々週の話を
こんばんは、ミタヒツヒトです。
そんなわけで「佐倉ユウナの上京」ですが、絶賛リジェクト中でございます。
夢の中で”2.12”という文字列が追いかけてきます。誰かなんとかしてください。

Rejectってキツい英語だなぁ、と改めて思うんですよね。だって「拒否」でしょ?
例えば女の子に”I love you”って言ったら"you are rejected" って言われるわけでしょ。
「君が好き」「うん、拒否」ってヤバくないですか。そんな流れに古傷を抉られる同世代そしてジュニアのみんなそして諸兄もいらっしゃるかと思うんですがまぁそんなことはいいんだ!

色々とAppleさんを説得する方法を探してMacの中を探していたら、ずいぶん前に書いたきりブログでは公開していなかったボツ記事を見つけたので、ここに貼っておくとしましょう。
時期としては、本来のリリース日の直前くらい、だから6月中旬くらいにブログ用に書き溜めていたものです。Rejectで公開する時期を完全に逃した、いわゆるボツ記事です。

当時はRejectされるなんて知らずにのんきに熱く語りまくっている青臭いことこの上ない記事ではあるのですが、ある種の情動があるかな、と思ったので公開します。

今日は「続きを読む」からどうぞ。
記事URLから直接来ていただいた方は「ああ、そうなんだ」と思っておいてください。
続きを読む >>
author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 21:26
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圧倒的駆り出され感と創作の原風景
どうもこんばんは。ミタヒツヒトです。

◆世界に羽ばたけ超水道布シリーズ

そんなわけで先日、超水道バッグなる酔狂なものを作っていました。



「人件費」というものを考慮した結果、4000円という高値での販売に関わらず多くの方にお求め頂き非常に「たぎった」のを覚えております。
「たぎった」勢いで全力で制作を進めました結果、一度「素材が気に入らねぇ」と刷り終わりまでやったのに「やりなおし!」を宣言し、
その後は「刷り具合が気に入らなかったので」ともう一度最初からやり直し、やっと完成の日の目を浴びたわけでございます。

ご注文から完成まで永らくお待ち頂きました皆様、本当にありがとうございました。
おかげさまでシルクスクリーンでのバッグ印刷なら、そんじょそこらの大学生には負けない自信がつきました。
「ボツT」の時に学んだTシャツ制作の知識と合わせて、きっとこれからの超水道を率いていく為の大きな力となることでしょう。

ノベル制作にどんな関係があるのか全く分からないのだけど、まぁ制作ってそういうものですよね。
Tシャツ刷れて何になるんだ、って思う方はきっと多いと思うけど、ものづくりの世界において言えば、実はそうでもないというか。

◆駆り出されるとはなんぞや

同人活動か何かを、もっとピンポイントに言うならノベルか何か、集団で制作するものを作った経験のある方なら共感して頂けるかもなのだけれど、そういう制作って、時と場合に応じて「なんでもやらされる」じゃないですか。
え?制作なんかやったことない?あっそう。なるんだよ。

そんなわけで「佐倉ユウナの上京」を”6月末リリース”と吹聴しております超水道ですが、実を言うと6月末に間に合わない可能性が出てきつつあるので、制作委員会一同、冷や汗をダラダラ流しながら制作にあたっております。
「上京」プロジェクトにおいてミタヒツヒトは「企画」の担当であり、
残りタスクとしてはぶっちゃけ残りはユーザーインターフェイスに文句をつけたり、
AppStoreに提出するキャプションとかプレスリリースのこととかを別件の合間にこなすくらいで、
あとは会議に出席して分かったような感じでうなずきながら晩ご飯のメニューでも考えていればいいくらいなのでした。

が、なぜかいまミタは動画を作ったりしているし、平行で素材の発注表なんかも作っているし、発送物をアレしに夜中自転車ですずめくんちまで走って傘をぶち壊したりいろいろしているわけです。ああもうビニ傘って言っても安くないのに。

この「駆り出され感」、嫌いではないです。
快感です。マゾです。立派なものです。

◆駆り出されるって…キモチイイ

しかしながらそこには創作の原風景と言いますか、「ものをつくる」楽しさがそこに凝縮されているというか。
睡眠も金銭も、時には人間関係も削って、なんだかよくわからないことにやむをえず重視する。
さほど楽しんでいたわけではないが、とりあえずスキルが変なところに変な風について、変な力こぶができるかんじ。
自分が「やる」と想像もしなかったようなことを、「必要だったからね」というだけの理由で、いつの間にかできるようになっている。
でもそこには、物語の中みたいな、どきどきする時間が流れていて、その瞬間だけは、作り手は物語の世界に生きられるというか。
現実ではない、でも異世界でもない、「すこしふしぎ」的な世界が、そこにはあるんじゃないかと思うのです。

作り手の経験を経た人が、ちょっと変わった価値観を持っているように見られがちなのは、そういうことなんじゃないでしょうか。
別にいろんなことを吸収する制作じゃなくたっていい、一つの技術を高めていく中には、それもまた特別な達成感と、小さな異世界がそこにあるというか。

そんなわけではい、また駆り出されてきます。
あ、そうだ、せっかく制作の深いところまで食い込んだので、権限を発動して製作中のもろもろをちょっと出してみましょうか。

◆上京実況中継



※こちらの画面は制作途中のものです。
 正式版ではほんとに、本当にまるっきり変わるので安心して下さい。
 見やすくなくても死なないでいいです。

このままのペースなら!多分間に合う!はず!
Youtubeに投稿するのも手慣れたもんだね!これも駆り出されたひとつの成果です。そういうことなんじゃないかな!

佐倉ユウナ、絶賛、上京中!!!
みんな、応援してくれよな!








author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 21:09
comments(2), trackbacks(0), - -
はちやけん!
こんばんは、超水道・新ライターの蜂八憲です。

ミタさんから
「そろそろブログ記事を書いてみません? まずは自己紹介的な感じで!」
と勧められたので、本記事を書かせて頂きました。


◆だれだよおまえ、という話

──と、いうわけで。
ディスプレイの向こう側、「誰だよアンタ」と真顔で舌打ちしているあなたへ。


超水道ブログを開いてみたはいいものの……
あれ? 今回更新したのって本当に超水道メンバー?

ミタヒツヒトじゃないの? 山本すずめじゃないの?
佐々木ケイじゃないの? 斑じゃないの?

誰だよアンタ。



はい、ごもっともな指摘ですね。まったくもって、ぐうの音も出ません。
そんなわけで、軽く自己紹介をば。

改めまして、蜂八憲(はちや・けん)と申します。
このたび、超水道の一員として新作『佐倉ユウナの上京』のシナリオを手掛けさせて頂きました。

『佐倉ユウナの上京』公式サイトはこちらから

生まれは福岡、今は東京で生活しています。
今年の春に大学を卒業しまして、現在は社会人1年生です(できたてほやほや)

ついこのまえ健康診断に行ったら、五月病と診断されました。
起床して鏡に向かうたびに、目が濁ってきている気がしなくもありません。
最近の主食はパンの耳とRed Bullです。

以後、どうぞお見知り置きを(m・ω・)m


◆続・だれだよおまえ、という話

「蜂八が今にも逝きそうな人間だってのは分かった。それで?

そ、それで? (返答に窮して泡を吹く

さて、早々と書くことが尽きてしまいました。
自分で自分をどう紹介すべきか、というのは中々に難題です。
事前に質問コメントでも募集しておくべきだったのでは、と今更ながらに後悔しております。

問いを受けて、それに対する答えを返す。
対面での自己紹介であれば、そういったごく普通の手法が最適だと思うのですが、なんせここは電子空間。
リアルのコミュニケーションのようにスピーディーなやり取りはできません。
ましてやこのWebページはTwitterでもなければチャット画面でもないですし。
当ブログにおける初投稿ということで、僕は「発信」することしかできないわけで。

そういうわけで、ここからは。
僕がこれまでWeb上で受けた質問のなかから6つをピックアップして、
それに回答するという形で、「自己紹介」の補足としたいと思います。


びば一問一答形式! なんて楽チン優秀なテンプレートなんだ!

宜しければ、もう少しお付き合いください。
ではでは。


【Q1】ペンネーム「蜂八憲」には由来があるのですか?

はい、あります。友人との会話で出てきたフレーズが元になっています。

僕は本名に「はち」と入っていることもあってか、
友達からはだいたい「ハチ」や「はっちゃん」と呼ばれたりします。

年末年始に実家に帰省したとき、地元の友人と会う機会がありまして。
彼とは小学校からの付き合いで、よくマンガや小説を創っては互いに見せていました。
そんな彼と久しぶりに顔を合わせて、色んな話をしたんですね。

そこで「上京」の話を、iPhoneアプリでノベルを出すということを伝えました。
それを聞いて、彼は自分のことのように大喜びしてくれて。
ほくほくとした笑顔で、肩をがっしりと掴んできて、こう言いました。

「ハチやけん、きっと面白いもん書いたんやろうな。
 楽しみに読ませてもらうよ」


「ハチやけん」──「ハチだから」。
「お前のことだ、きっと面白いものを書いたんだろう」と彼は言ってくれたんです。
皮肉でも嫌味でもない、ただ純粋なエール。
ああ、この人は自分に期待してくれている。
率直に言って嬉しかったですし、同時に身の引き締まる思いでした。

願わくば、これからも彼の期待に沿えるように。
そして、これから読んで下さる方々の期待に応えられるように。

「蜂八が書いたものだから、読みたい」と言ってもらえるならば、
それは本当に光栄なことだと思いますし、そうなれるよう精進していくつもりです。
そうした意味をこめて、ハチやけん=「蜂八憲」という名前にしました。


【Q2】座右の銘など、好きな言葉はありますか?

「丸くなるな、星になれ」

サッポロビールの名キャッチコピー。
素敵な大人になりたいものです。




ちなみに、サッポロビールは好きでも嫌いでもありません。
というか、お酒があんまり飲めません。ビールならグラス1杯で昇天します。
ごく稀に、体調に異変をきたす場合も。
この前は梅酒を飲んで膀胱痛に襲われました。
 
……九州男児? なにそれおいしいの?


【Q3】初めて小説を書いたのはいつですか?

小学4年生の頃、「ハム助日記」なる物語を書いていました。
連作短編形式で、分量は大学ノート2冊ほど。
それが自分にとっての「小説」の原型なのかなと思います。

クラスで飼っていたハムスター・通称「ハム助」を主役に、同じくクラスで飼育していた動物(メダカ・ザリガニ・カメetc)や小学生との生温い交流を描いたものです。
途中までハートフルコメディ調で書いていたんですが、ハム助がヘビに捕食されるアクシデントが発生したため、最終回はスプラッタ調のおどろおどろしい幕切れとなりました。

〆の文章は確か「ハム助の来世にご期待ください」だったと思います。


初めて「小説」という形式を意識して書いたのは、中学2年生の頃。
中学生男子が近所のカフェでパティシエのおねーさんと交流する話だったと思います。
分量は原稿用紙100枚ちょっと。

余談ですが、「パティシエおねーさんの姉はAV女優」という、よく分からない設定付けをしていました。きっと当時は、今にも増していろいろ錯乱してたんだと思います。


【Q4】どのような文章に魅力を感じますか?

書き手自身の心情や、独自の視点が巧く表されている文章は魅力的だと思います。

他人の頭の中身や世界観って、家族や友人であってもなかなか分からないですよね。
赤の他人なら、なおさらです。
「なぁ、お前この世界についてどう思うよ?」なんて会話、
日常ではそうそう聞かないし、聞けないし。
いざ聞いたところで、まず良い反応はされないでしょう。

えっ、なにこの人? 哲学かぶれ? 宗教関係者?

……とりあえず、その人の脳内でブラックリスト「不思議ちゃん」に突っ込まれるのがオチかと。

その点、小説やエッセイ、Twitterなんかでは、その人の内面が文章として表出しやすいように思えます。そこで、何かしらの強い想いや、自分の内になかった価値観に触れると「面白いなぁ」と感じます。ポジティブ・ネガティブを問わず、その人の切実な気持ちが伝わってくるような文章が好きです。


【Q5】文章を書くときに心がけていることはありますか?

読み手に伝わるように書くことです。

文章(言葉)は伝達手段ですから、一番の目的は「相手に伝えたいことを伝える」ことだと思っています。

なので、基本的には「読んで分かりやすい」文章を書くように心がけています。
ただ、文章と一口に言ってもそのジャンルは様々ですし、
伝えようとする相手の立場や、メディアによっても選ぶ言葉は変わってきます。
「伝わる文章」って、状況次第でかなり変化すると思うんです。

要は、自分の伝えたいことを相手に届けられるかどうか。
状況に応じた、精度の高い表現ができるかどうか。
最も大事なのは、そういう部分ではないかと考えています。


【Q6】蜂八さんのお誕生日が元カレの誕生日と同じです。
    思い出してしまいました。責任とってください。


それはそれは……心中お察しします。
その気持ち、分かります。
元恋人にまつわる記憶って、ふとしたことで思い出してしまいますよね。

好きだった人と同じ名字(or 下の名前)を目にした時とか。
その人の愛称を街中で耳にして、思わず振り返ったりとか。
好きだった食べ物を、コンビニで目にした時とか。

ましてや、誕生日ですよ。忘れられる訳ないじゃないですか。
それがカブったとあれば、「責任とってよ!」と言いたくなるのも仕方のないことかもしれません。しかしながら、僕が10月5日に生まれたという事実も、これまた仕方のないことです。不可抗力です。
年末年始(推定)に行為に及んだ僕の両親を責めてください。

とは言え、それでは質問者さんの気が治まらないと思われますので、
僕が両親の咎をひっかぶってお答えしましょう。

さて、どう責任をとれば宜しいでしょうか?
僕はこう考えます。
ここでの「責任をとる方法」というのは、
質問者さんと元カレの関係性に大きく左右されるのではないか、と。

1.質問者さんと元恋人が良好な関係だった

「蜂八憲のせいで、元カレとの幸せな記憶が蘇ってきた!
 でも、あの甘い日々はもう戻ってこない!
 今さら思い出しちゃったじゃない! 責任とってよ!!」

……いい彼氏さんだったんですね。
そうですか、あの頃に戻りたいですか。
では、僕と二人で「あの頃」を再現してみませんか?
力不足かもしれませんが、鋭意努力する所存です。
そのうえで「蜂八憲……いいかも……///」と思って頂けたのなら、
そのまま家族計画を立案しようではありませんか。
ちなみに子どもは二人欲しいです。男の子と女の子、一人ずつ。

2.質問者さんと元恋人が険悪な関係だった

「蜂八憲のせいで、元カレとの忌々しい記憶が蘇ってきた!
 でも、あのファッキン野郎はもういない!
 今さら思い出しちゃったじゃない! 責任とってよ!!」

……ダメダメな彼氏さんだったんですね。
そうですか、あの人の代わりに僕で積年の恨みを晴らしたいですか。

勘弁してください。
命の危険をひしひしと感じます。

代わりといってはなんですが、僕のアイコンを貼り付けておきます。



プリントアウトして業火の中に放り込むも良し、五寸釘を打ちつけるも良し。
どうぞお好きになさってください。

3:質問者さんが男性である場合

パターン2の場合は、アイコンで代用してください。
パターン1の場合は……そうですね、えっと、


【審議中】
    ∧,,∧   ∧,,∧
  ∧(´・ω・) (・ω・`)∧∧
 (´・ω) U) ( つと ノ(ω・`)
 |U  ( ´・) (・` )と ノ
  u-u(l   ) (   ノ u-u
     `u-u'. `u-u'

パッ   パッ   パッ  パッ  パッ   パッ
[不可]  [不可] [不可] [不可] [ 可 ]  [不可]
‖ ∧ ∧ ‖∧ ∧  ‖∧,,∧  ‖∧,,∧  ‖∧ ∧ ‖,∧ ∧
∩・ω・)∩・ω・)∩・ω・)∩・ω・)∩・ω・)∩・ω・)


えっと、お気持ちは嬉しいです。ですが、応えることはできません。
お友達として、肉欲の介在しない健全なお付き合いをしましょう。


◆さいごに

はい、こんな感じです。
どんな感じなんだよって突っ込みが四方八方から飛んできそうですが、
要するにこんな感じです。

もし他にご質問等ありましたら、
ブログコメントもしくはTwitterアカウント(@8yaken)までお寄せください。
可能な範囲で、できる限りお答えします。

ではでは。蜂八憲でした。


 
author:蜂八憲, category:デスポエム, 14:26
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時には去年末の話を
こんばんは、ミタヒツヒトです。

「ボツネタ通り」受賞の件で沢山の方に祝福のお言葉を頂きまして、本当に嬉しく思っております。
デザイナー陣のお二人から貰ったイラスト、うれしいから貼っちゃうもんね。二枚とも。






眉毛くん、めいじさん、本当にありがとう!!大好き!


賞を取るのって、何だか変な感じですね。
評価という評価をいただくのは初めてですから。
ちょっとそんな話をしようかな。
例によって長いので、めんどうな方は、一番下の「お待ちかねのビッグなお知らせ」って文字が見えるまでスクロールしちゃってください。それさえ読んで頂ければことは足りるので…。
やっぱり自分の文章は小説になっちゃうというかブログっぽくならないというか、駄目な感じなので…。

・ボツネタという自己満足

ボツネタ通りがこんなにウケるとは思わなくてびっくりなんですよ。
ボツネタ通りは言ってみれば自分たちに向けて書いたもので、100歩譲っても他の作り手向けみたいなもので。
だってボツネタじゃないですか。自己満足ですよ。中学生の子が完結しない自作小説の世界観を勝手に繋げてニヤニヤしているのと変わんないわけだし。
でも、妙にピュアだからこそ濃い感情を書けたと思うし、作り手にしかわかえりえないことをいっぱい書いたりして、楽しく書くことができたんですよね。
書き終わったのはコミケの日の午前二時だったとしても、それは変わらなくて。変わらなかったんです。
(ただ校閲をやってくださった蜂八憲さんにはご迷惑をお掛けしましたすいませんでした)
そこから立ち絵を入れて、コミケの開場時間に完成しないことがわかって、リカバリーのために最適なスタッフの布陣を考えなおして。
商業デビューした年の締めくくりとは思えないくらいバタバタして、どうしようもなく無計画で、勢いだけのどうしようもない運営で。
だって最初のサークル参加で売上ゼロだった悔しさから始まった超水道が初めての壁サークルになったっていうのに遅刻してしまうわけで。
遅れてペナルティ食らったくせに持ってった衣装(エプロン)とかはきっちりつけてしまうし。

・遅刻のいいわけなんてしていいわけ!?

今だから言えるのだけれど、頒布物を諦めれば、遅刻しない時間に余裕を持ってイベント会場に馳せ参ずることは不可能ではありませんでした。
具体的に言うと"ボツネタ通り for windows"ですね。
スクリプトの打ち込みに入ったのが3時くらいだったかどうだったか。計算すると、残り6時間、とか?
協議の結果、テクニカルなトラブルへの対応力が最も高いと思われるすずめくんが家に居残り、立ち絵やその他諸々のスクリプト及びCD-Rへの焼きこみを行い、現場は自分、ミタが全力でなんとかする、という布陣を取ることとなりました。
完成次第、少部数でもよいのでコミケ開場へすずめくんが持ち込み、なんとしても売るのだ、と。

しかしその決定を下した瞬間家を出たのではすずめくんの前に積み重なるタスクが多すぎてコミケ終了までに辿り着くことはできず、全員で「ぎりぎりなんとか崩せる」くらいにタスクを切り崩して家を出て、それでもってコミケ会場に赴くと、まぁ一時間の遅刻だった、と。
結果として、その日中、自分は30分置きにすずめくんに電話をかけて励まし続け、そしてすずめくんは閉場の30分くらいに行きも絶え絶え、か満身創痍でスペースに到着し、閉場間際まで残ってくださっていたファンの方々に拍手で迎え入れられ……という最終回じみた決着を得たわけであります。

強調しておかなければならないのは、自分がしたいのはその「破天荒で活気に満ち溢れた新世代の若者たち」という偶像のお話ではないということで。
コミケに遅刻するのはスタッフさんに迷惑がかかるので、絶対にやめるべきだし。ていうか論外だよ。
我々、今年の夏コミにも申し込んだりしているけど、もう二度と当選しなくても驚かないし。

だからこれはむしろ超水道がやらかしてしまった失敗のお話として取った方がいいのかもしれない。
作品を出すことが出来ずに「超水道終わったな」なんて言われてもそれでもやっぱり作りたくて、一ヶ月でぜんぶまとめ上げて(ちなみに最初に特設サイトを上げたときは自分とすずめくん以外のスタッフはガチの未キャスティングでした。死ぬべき!)
それで最後にあったのが他人に迷惑をかけて、それでもやっぱり達成感なんて感じてしまうひとりよがりな終わり方で。
僕らにできるのは自己満足的なことだけなのかもしれないね。でも、それも仕方ないのかもしれないな、なんて風に少し諦めることになったわけでもあって。

・つまりここまでの創作はアレだったんですな

そんな始まりと終わりを持つ、「ボツネタ通り」の物語を、年が明けて手直しして、そしてAppStoreに出して、5日間缶詰になって、フェスに出して。
その終着点で、フェスで賞を取る、つまり少なくとも多くの人の心に刺さった、という結果を得たことは、とてもとても嬉しかったのです。
そして同時にそれは意外なことでもあって、
「えっ?こんな風に好き放題に作った作品を、自分たちが魂を込めたものを、評価してもらえることなんてあるんだなぁ!」
なんて風に、なんていうか改めて、自分の作ってるものって面白いものだったのか!なんて、びっくりしてしまったんですよ。
あ、でも、つまんないと思って作ってたわけじゃなくて。えっと……それとは違うんだ、なんていうか違うんですよ。うん。わかって。

しかしながら、「あ、これからも作っていいんだな、自分」という当たり前のようなそうでないようなことを思うことができた、その、とっても大事な思い出になりました。
「自分がつくる」という行為に万全の自信を持ってる人って、実は少ないと思うんです。
そりゃそうですよ。だって上手い人いっぱいいるし、なんかこう…自信なんて持てるものじゃないですよ。
でも、喜んでもらえるんですね。お話って。
誰かに届くんですね、メッセージって。
今まで思ってなかったんですよ。芯の部分ではどこか「別におれのシナリオなんざ誰も求めちゃいねぇのでないのか」と諦めてた部分があって。

でも、どうやらそうではなかったようで。支えてくださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。
まぁしかし「どーせなら敢闘賞じゃなくて大賞がよかったぜチクショウ」とか思わないって言ったら嘘になってしまうけども。それは仕方ないじゃん。
そんなこと言ったらアラブの石油王の娘に生まれたかったよ。顔は適度に可愛い感じで持病はナシでお願いします。足は短くてもいい。

・お待ちかねのビッグなお知らせ

と、そういう感じで良い感じに繋げたところで。
皆さん、明日はうかうかしてられませんよ。
いいですか、大丈夫ですか。
なんと明日、超水道に「大異変」が起こります。
起こっちゃいます。
そしてもう一つ、「大発表」があります。
発表されちゃいます。


更新は、明日の21時、ブログの公開と同時に。
どうぞ、お楽しみに。

びっくりするよ、たぶん。

ではまた!

そういえばツイートボタンを可愛くしました。
よかったら押してあげてね!


author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 21:01
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おまえたちは5,000さいせいのおもさをしらない

池袋の展示品SurfaceRTで動いてるノベルスフィア版ボツネタ通り。すげー。

さてさてそんなわけで新年度の最初の一週間、おつかれさまでした。
Twitterを見ていても、自分のタイムラインには学生さんが多いので、入学式のお話とかも沢山聞けて、「そっかぁもうそんな時期か」としみじみします。
自分はもう多分入学式を迎えることはないでしょうし。

このまえの記事で宣伝のことをお話したので、関連のある内容をお話しようかなぁ、と思います。

・にこにこどうがにどうがをあげておもったこと

でも書いてみましょうか。
超水道はニコニコ自作ゲームフェスというお祭りで超水道はPVを制作、アップロードしたわけですが、
それからけっこう時間も経って、「なるほどなぁ」と思ったことを書けたらいいよね。

細かいことは後から述べていくとして、何よりも思ったのがこれですよ、これ。

・1,000ってすごい。改めてそう思った。

出来の悪いTさんコピペ改変を作ろうとして何分か考えたけど面白く無いからこれでいいや。
この記事を書いている段階で、たとえば「ボツネタ通りのキミとボク」のPVは現在944再生です。
アップロード日は3月21日。まぁ三週間程度ってことでいいのかな。



しかもアップ当初はけっこう宣伝しまくったから初速はけっこうブーストかかったはず。でもこの数字ですよ。
週に何回も変なブログを書いたり、公式アカウントでつぶやきまくったりしてもこの程度。

・動画を見るのは「見ようと思った人」だけ

でも、考えてみれば当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
Twitterで告知が流れて来たとして、
「素人のノベルアプリ(ってものにまず普通ピンとこないね)のPVか!よし!見よう!」
とはならないですよね。常識的に考えて。
上げたら誰かが見る。それは間違いじゃないけど、細かく考えていくと、ちょっと違う。

でも、一部そういうのが好きな人はきっと違って、そういう人が再生数を回してくれているのかな、と。
もしくは超水道のファンの方々。いやもう本当にありがとうございます。

そういう方が1000人近くいてくださる事の方が、むしろ嬉しいかなと最近思うようになりました。
1000人っていったら自分やすずめくんの出た中学校の全校生徒より全然多いですし。
「10000000再生!」みたいな売り文句で紹介される動画が多いから感覚が相対的に麻痺しちゃうけど、結構すごい。

もし1000人がそれぞれ一万円くれたら一千万円だし。1000円くれたら百万円。ほらすごいぜ1000人。
もうちょっと現実的な話をするとコミケで1000人も来たらめちゃくちゃ黒字になるよね。赤字しか出したことのない超水道的には憧れるところであります。

まぁ、そんなことはいいんだ。

この「1000人弱」っていう言葉に、ミタヒツヒトとしては結構思うところがあるわけです。
宣伝を見て、あるいはちょっと興味を持ってくれた方が1000人。
もちろん一見きりの方とか、一人で何度も再生してくださる方とかもいらっしゃるとは思うんですが、
「いい感じにフィルタリングされた、いい感じに質の高い、いい感じに好意的なお客さんの数字」
みたいなものが見えてきて、これだけで、やってよかったな、と思うんです。

ものづくりをしていると、「どれだけのお客さんがどう見ているか」ってすごく気になるところで、
一見、無機質な数字みたいなものがそのシルエットだけでも教えてくれたりすると、ちょっとだけ安心するんですよね。

・ボカロってすごい。改めてそう思った。

これはほんとです。心霊現象レベルで驚く。
「へぇ、こんな曲があるんだ」→「この曲聴きたい!」→「クリックしよう!」→「ログインだ!」→「再生ボタン!」
っていう全5行程をこなすって大変なことだと思うんだけど、ボカロ界隈だと1000再生以上ってゴロゴロしてるじゃないですか。
これは本当にすごいですよ。「聴きたいやつしか聴かない」のに。

この「欲しい奴しか欲しくない」っていう考え方を始めて意識したのは同人イベントに行きまくっていたころで、お客さんの顔が見えるので、会場内を歩いている一般参加者さんを見て、「この人はウチの作品欲しいかな」って考えるんです。

大体の人は素通りしてしまうわけなんですけど、そうなると「どっちにしろ、この人はウチの作品を知らないから欲しがれない。知ってもらわないと欲しいとは思ってもらえない」と思ったりするんです。最後には「欲しがってもらうには知ってもらおう!」ということでちょっとディスプレイ工夫してみたりするわけなんですよね。

それで工夫して、やっと買ってもらえたりすると、
「この人はうちの作品を欲しいと思ってくれたんだ、それはうちの作品が欲しいってことなんだすげー!」
なんて感動するわけです。
日本語おかしいし当たり前のことなんだけど。

その小さな出会いみたいなものが何万回とあるのが商業活動だったりするんでしょうね。
例えば100万再生されるボカロ曲があったら、それが100万回あるわけでしょ。それってすごい。ほとんど頭おかしいレベルですよね。
買い物と動画再生では別物だけど、通じる部分はあるはず。

・伸びないボカロ曲→「20000再生くらい?」

この前、「ボカロ曲好き」を公言する中学生の妹に知り合いのPさんのボカロ曲を紹介して、まぁ彼女もそれなりに喜んでくれたんです。
それで「まぁ5000再生くらいされてるしね」みたいなことをポロっと言ったらすごく残念そうな顔をするんですよね。
個人的には5000再生でも十分人気曲だと思うんですが、彼女は普段数十〜数百万くらいの曲しか聴かないのでそう見えるのでしょう。

これ以上何も聞くべきではないなぁ、とか思いながらも、
「再生数少ない曲ってどれくらいだと思う?」と聞いてみたところ、
「20000くらい?」とかいい出しやがる始末。

うちにいるとsaiとペンタブで絵を描きまくっている彼女ですが、たぶん2000再生もいかないような動画があることなんて考えたこともないんでしょうね。
「再生数少ない曲→クソ」みたいなブランド主義があるかもなぁ、とかそういう予想はしていなかったのですが、完全な虚無というか「無かったことになってる」っていうのはちょっと衝撃でした。
そういうPさんとはお付き合い多いし、彼らがどれだけ努力してるか知ってるので、残念な気持ちになりますね、やっぱり。

・中高生は修羅の道

そういえば聞いたことがあるんですが、コンテンツビジネスを展開する時に、中高生を相手にするのは「超・修羅の道」らしいです。
というのも、可処分所得(じゆうにつかえるおかねのこと)が少ないのでお金を落とさないから、だそうなのです。
でも、個人的にはそれだけじゃないと思っていて、彼ら彼女らは制作資金とか製作者のモチベーションに意識が向かないので、
「自分から関わることでコンテンツを支えることができる」という意識が少ないから、財布の紐が無意識に固いのではないかな、と思うのです。
そりゃ若いもん。小さいもんね。そんなに気ぃ遣えてたまるかよ、と気持ちは非常に分かるんだけど、でもこのSNS時代、声だけは大きいので、
「どういうワケか大人が子供に媚び媚びになって無償の娯楽を提供している」というすごいことになってるのがすごいな、と。

(ただ、ミタがかつてお話してきた中高生の中にはわりとゴロゴロと下手すりゃ自分より意識高くコンテンツを支える心意気と侠気に溢れた少年少女たちがいたわけで画一的にそうじゃないことをここに記しておきます)

・100000再生でゲロを吐きます

動画上げて思ったけど、1000再生ってすごい。5000再生はもっとすごい。
10000再生でお腹が痛くなって、100000再生は緊張でゲロを吐くレベル。

エンタメの世界でも、作っているのは人間で、そこで動いてる物理エンジンはキミのまわりのものと変わるわけじゃないんだぜ。
そういうことを妹に理解してもらうには、もうちょっと時間がかかるのだろうな。

いかん、尺が長くなりすぎている。
駆け足でまとめるぞ!これからおれは出かけるんだ!

・再生数はYouTubeより気になる
Youtubeにも超水道は動画を上げて来ましたが、ほとんど伸びませんでした。
しかしそこで特に感じることはなく「まぁこんなもんかな」という感じで、ニコニコほど物を思うことはありませんでした。
世界規模な分、個人単位に意識が向かないんですよね。
今もYoutubeへのアップは継続していきますが、どちらかというとメディアさんに埋め込みでご紹介いただくときにご不便がないように、という役割の方が強くなっています。

・コメントつくとめっちゃ嬉しい
これ、舐めてたけど実は嬉しいですね、かなり。
なんかコメントアート?的なのつけてもらったりコメント水色になってたり。
これもなぜかYouTubeより嬉しいな。頑張ったところで「すごい」って言ってもらえるのは大きい気がする。
あの「動画にコメントをつける」って考え方って、視聴者が楽しいためだけじゃなく、制作者も楽しいんだな、と思ったり。
とにかくもっとコメントくれ!いいからくれ!

・ニコ生やりたくなる。ニコニコの引力。
もっと難しいかと思ったんですが、アップロード、思ったより簡単にできちゃいますね。
YouTubeがマジにスナック感覚で動画を上げられちゃうのは知ってたけど、ニコニコもなかなか簡単です。
ニコ生もけっこう似たような感じでできて、なんというか、
「動画上げたし、宣伝がてらついでにニコ生もやっちゃうかー!」みたいな流れ作りが本当によくできているなー!と。
ニコ生もニコ生で中毒性を感じるフシがあるんですが、まぁそれは考えをまとめ中なのでもう少しお待ちを。

そういうわけで、今日はちょっと色んなお話をしすぎて長くなってしまいました。ごめんなさい。
ここまで読んでくれたアナタ、本当にありがとう。
そして。
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author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 23:03
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私を超会議に連れてって!
いや、なに。
ボツネタ通りが出たのが3月22日で、今は4月1日らしいですね。
なんていうか、燃え尽きてしまって、ここ数日は記憶があいまいです。
ボツネタ通り、2000くらいダウンロードされてます。ありがとうございます。



ボツネタ通りは、作るのが楽しすぎて課金コンテンツを入れられなかったので収益はゼロ円です。
赤字黒字というラインにすら到達していない。
さっきコンビニに行ったら、中学校の同級生がレジやってたんですけど、うん、おれは何をしているんだろうかなぁ。
ますます運営は苦しくなるし、次の作品は制作進めてしまっているし。就活どうするんだ。

でも、「ボツネタ通りなんか作らなきゃよかった」とは、まったく、一ミリも思わないんです。

「ボツネタ通り読んで物語を作りたくなった」って人がいっぱいいたんですよ。

「面白かった」っていう感想なら、前からも貰ってた。それはとても嬉しいことで、それが程度の低いものだと言うつもりも全くない。
「楽しい」の先で、誰かに何かを思わせることができた。心を動かすことができた。それがもう、本当に嬉しくて。
ものをつくったことのある人には、ちょっとだけ、わかってもらえたらいいんですけど。

嬉しいときって、どう表現したら伝わるんでしょうね。
嬉しかったんですよ、ほんとに、心から。

だってでもでも、ボツネタ通りは「思い」、いや「想い」のある作品だったんです。
それを受け取ってくれた人がいっぱいいたから、やっぱりいいんだよ。
「ボツネタ通り」が作れてよかった!作品によって救われるのは、読み手だけじゃない、作った本人だって、物語は席を用意しておいてくれるんだ。
ありがとうボツネタ通り。


と、ちょっとヤバい感じに自己完結したあたりで。
エイプリルフールに沸き立つネット界隈ですが、超水道は今日も平常運転です。
ていうかアレです。実は色々とあって今回もすずめくんの部屋に缶詰になって仕事してます。

ニコニコ自作ゲームフェス」作品投稿期間がついに終わってしまいましたね!
4月15日に受賞者連絡とのことなので、きっとこれから選考期間的なものに違いありません。

で、ニコニコ自作ゲームフェスとはなんなのか?
今更聞けないあなたに、三行で説明しましょう。

・自作のゲームを作って
・PVをニコニコに上げて
・優勝すると超会議に呼ばれる


これがニコニコ自作ゲームフェスなわけであります。
優勝基準は……知らん!
だって書いてないもんは書いてないんだもん。

でも優勝したい!超会議に行きたい!
だって超水道も超会議も「超」がつくからね!同じ匂いがしませんか。

僕らには、物語をつくることしかできません。
あとは、受け取ってくださったお客さんがどう思うか。何を感じ取ったか。それは、僕らには、わからないし、関わることができない。


だから、お願いします。
超水道を超会議に連れてって!

いや、もう正直に言ってしまおう、優勝とかはそういうのはいいんだ、もっと多くの人に自分たちの作品を見て欲しいんです。
最近、できることがどんどん増えて、作るのが楽しくてしょうがないんですよ。止まらないわけですよ。

でも、これからずっと、作品をつくっていくためには、今のままじゃダメなんです。このままじゃ、いつか終わりが来てしまう。
超水道は、もっと先に進んで行かなきゃいけない。だから、どうか、応援してください。お願いします。

ブログをこうして読んで下さっているあなたは、きっと少なからず超水道に興味を持ってくれている人で、こんな記事を読まされてもブラウザを閉じない優しい人だ!
だから、その優しさにもう少しだけ甘えさせてください。

もっともっと面白い、もっともっとワクワクする作品をもって、きっとお礼をします。だから、どうか、よろしくお願いします。
どんなことをしていただけると助かるのか、といいますと。

・Twitterで超水道作品についてつぶやくこと
・超水道の動画にコメントをすること
・超水道作品のイラストを描いてニコニコ静画などのイラスト系SNSに投稿すること


なんかが代表的なところでしょうか。

動画にコメントとかラクチンですよ。ほらほら。

ボツネタ通りのキミとボク プロモーションムービー


森川空のルール・再 プロモーションムービー


ところで、超水道作品の二次創作はフリーってご存知でしたか?

漫画でも小説でもイラストでもお芝居でも音楽でもいいや。
好きにしていただいて結構です。むしろ好きな感じだったら応援しちゃいます。公式バックアップがつきます。ざまあみろ!

ものづくりの楽しさを知ってしまったら、もうそこからは離れられない。
今度は、そんな不器用な自分に、向き合っていく番なのかも知れませんね。

そんなわけで、今日はこのへんで。
超水道二次創作に関してわからないことがあれば、ミタヒツヒトのTwitterにお気軽にお問い合わせ下さい。
あと今日の記事も自分がけっこう勝手に書いてるものだから、文句のあるあなたも上のアカウントまで。
author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 22:06
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