すずめの焼き鳥秘境 #3


おはチュン!
「すずめの焼き鳥秘境(アイランド)」も第三回!
今回もあなたの胃液をドロドロと分泌させながら、山本すずめ流飯テロ術を伝授します!
自分の胃袋が溶けきる前にヤツらの胃袋を溶かしてやりましょう。



前回は色味と、画像編集をする際の注意についてお話しました。「微妙な加減で明るく暖色ウマイウマイッ!」は、覚えてますよね?

今回は、一回目二回目の内容を踏まえた上で、もう少し実践的なお話をしたいと思います。
本来そういうのは、各自おのおのそれぞれが各自おのおのそれぞれで試行錯誤して研究していろいろ探ればいいと思うんですが、山本すずめ流と掲げているので、自分のやり方をご紹介します。

題しまして。

「実践!おしゃれに彩る飯テロ調整法」


というわけで、まずiPhone/iPod touchユーザーのみなさんにはダウンロードして頂きたいアプリがあります。

Photo Effect Studio 無料
http://itunes.apple.com/jp/app/photo-effect-studio/id440159265?mt=8
 無料の画像編集アプリの中ではわりと使いやすい気がします。
 課金しないと使えない機能もありますが、無課金でも色味とかを調整するだけなら十分です。

iPhoneのカメラ系アプリの場合はいろいろ求めると、どうしても有料のものにしか満足できないので、普段自分は有料のアプリを使っているんですが…(Fotorなど)
お金をかけずに飯テロしたい方が多いと思うので、なるべく無料のアプリを使ってご説明します。
まぁ要は画像の編集ができればいいわけで、パソコンに写真を取り込める方は、パソコンでフリーの画像編集ソフト探したほうがいろいろできます。
あと、アンドロイドユーザーさんはアンドロイドで画像編集アプリを探してみてください。

んで、あらかじめ言っておきますが、アプリの使い方に関しては流石に大変なので、あまり詳しく触れません。ごめんなさい。

さきほどのアプリを起動すると、



こういう画面がでると思います。
「Album」をタップするか、「Camera」で写真を撮るかして、画像をアプリ内に取り込みましょう。
もし飯画像が無い人はこちらの写真を使ってください。



(元のサイズはこちら)

これは佐々木君が撮った飯写真です。
佐々木君はiPod touchユーザーなので、画質的にちょっと劣る部分はありますが、そこはまぁいいとしても、ほんのちょっぴり残念感が漂います。

佐々木君「えー!でもこういう色してたんだよ!すずめの焼き鳥秘境いつも見て、勉強して、前より上手く撮れるようになったんだよ!」

うん、いや、まぁ十分美味しそうではあります。
たぶん、おそらく、もしかしたら、実際もこういう色をしていたのかもしれません。

しかし問題は、飯テロとして有効か? …と、いうことです。

この写真を見て胃液が己の胃を溶かして穴を開けてしまいそうになるか、ということです。


佐々木君「じゃあ少し盛ってみるよ…」

しばらくiPod touchをつるつると撫でて、出来上がったのがこちら。



色鮮やかになっていい感じに進化した感があります。
うん、さっきよりマシになったし、前よりも佐々木君は上手くなった感じがします。みんな拍手!
でもちょっと元画像よりぼけたかな…あと個人的には、ちょっと青みが強い気も。


さて。
そんなわけでわたくし山本すずめも、同じ画像を使って編集します。
Photo Effect Studioに画像を取り込み終えたら、さっそく編集を開始しましょう。



まずは下から二段目のメニューの説明。左から順に

●Brightness 明るさ
全体的な明るさを調節します。
暗すぎるとよく分からないし、明るすぎてもダメです。

●Contrast コントラスト
明るい色と暗い色の差を広げたり縮めたりします。
コントラストを強くすると、明るい部分はもっと明るく、暗い部分はより暗くなります。少しかたくなる印象。
逆にコントラストを弱くすれば、やわらかい印象になりますが、やりすぎると色ぼけします。

●Saturation 彩度
色の鮮やかさを調節します。
冴えない飯を、うまそうに変える時、一番分かりやすく簡単なのがこれ。
ただし、頼りすぎると毒々しくなったりするのでほどほどに。

●Detail 細部
いわゆる「ぼかし」と「シャープ」を一緒にしたようなもの。
ぼかすと「うまそうな情報」が削られるし、シャープにしすぎると画質が粗くなる感じがするので、山本すずめ流飯テロではあまり使いません。

●Temp 色温度
色味を暖かくしたり、冷たくしたりします。つまり、赤っぽくするか青っぽくするか、です。
前回触れた暖色系に寄せる、というのがこれで、飯テロの場合基本的には暖かく(赤っぽく)します。

●Tint 色合い
色温度とは少し違って、簡単に言えばこれは緑の色味をいじるためのもの。
これの使いどころが一番難しい気がします。
色温度だけだと赤か青かですが、これをいじることで黄色くしたり紫っぽくしたりと、色味調整の幅が広がります。

これらの機能を使いわけてよりうまそうな写真へと仕上げますが、実際のところ飯のシチュエーションは毎回変わるので、忍耐強くいじっていきましょうね。


…まぁそんなわけでいじってみたのがこちらなんですが。



どうでしょう?
うまそうに見えます?

実はこれ、一切彩度をいじっていません。

何で彩度いじってないかっていうと…いや、いいんですよ。
彩度は簡単に変化をつけられるし、わかりやすいし。
でも、彩度に頼りすぎると、ウソっぽくなるんです。色が強くなりすぎるんです。


前回も同じようなことを言いましたが、自然さを残したままうまそうに演出してあげるのがベストなわけです。
自然さを欠かないためには、特に初心者は、彩度をいじらないのが一番です。
まぁ別に、彩度をいじりすぎない自信がある人は全然構いません。
でもそうじゃない人は、今のうちに苦労しておきましょう。あとで力になるはずです。

ただ一つ言わせて欲しいのは、

とりあえず彩度あげときゃいっかー!

っていう風になるのだけは避けてほしい、ということです。
そんな誰でもできるようなことをしても、一流の飯テロリストにはなれません。


そんな感じで、具体的な解説を。
ちなみに左から順にいじってはいますが、ある程度バランスを見ながら進めているので、最初からこれだ、という風に決めてはいません。
それぞれの画像は順番に編集したときどうなるか、というものです。

●Brightness 明るさ → -21



あえて暗くしてみました。なんでかと言えば、元の写真がすでに明るいからです。
元々明るいものをさらに明るくすると、白っぽくなってしまいます。
今回は、あえて暗くすることでトマトの赤色に深みを出したいと考えました。

●Contrast コントラスト → -12



場合によってはコントラストをあげたほうが深みが出たり、つやが増したりしていいのですが、明るさと同じく少し下げています。
理由はコントラストをあげると、この写真の場合白さが際立ってしまうためです。
また、コントラストを下げたことでややマイルドな印象になった気がします。

●Saturation 彩度 → 0

理由は先ほど述べたとおりです。ある種挑戦…いや、もう意地です。

●Detail 細部 → 0

もともとの画像が若干ぼけ気味なのでわざわざぼかす必要はないと判断。
シャープを少しかけてもいいかもしれませんが、今回あまり意味を成すとは思えなかったのでなし。

●Temp 色温度 → 41



元画像の白っぽさが気になっていた為、赤っぽくしてみました。
一度100まで色温度をあげてみたところ違和感はそんなになく…いけるかなー?と思ったんですが、よく見るとちょっと編集したっぽいので50付近まで下げてみました。

●Tint 色合い → -4



これに関してはもうほぼいじってません。
あんま下げすぎると紫っぽくなってきて、トマトなんだかなんなんだか分からなくなってくるし、あんま上げすぎると、皿が黄ばんできたり麺が緑っぽくなってくるので。
今回の写真の場合+-10くらいの中で好きな感じにすればいいんじゃないかという感じです。


以上、解説でした。
こうやって、彩度に頼らず編集した上で、彩度をちょっとだけいじるとこうなります。



ほら、本当に微妙な変化ですが、トマトが新鮮になった感じ、しませんか?
一番最後に彩度をあげることで、自然さを失わずに、かつ鮮やかに彩ることができますね。


最後にひとつポイント。
いじるうえで大事なのは「元の画像と見比べながらいじる」ことです。
なんだかんだ言って元の写真が一番自然なわけで、自然さを失わずに最大限うまそうに見せる時、それがひとつの指標になります。

以上をしっかり踏まえて、おしゃれに飯を彩っていきましょう!



ほい!コメント返信タイム!!

>将来の彼氏は佐々木さんです(ドゥアッ  さん
こちらでコメントするのは初めてになります、n\ズギュゥウウン/ともうします!名前は固定しないので文章で「あ、またこいつ・・・(ゲンドウのポーズ)」と覚えてくだされば天にも逝ける思いです〜〜v(~▿◝ )v

写真がとても美味しそうで!!密かに超水道フォルダに全部保存してます<・><・>
思ったのですが、すずめさんはお寿司がお好きなんですか?前回と今回でお・す・しがあったのでw ちなみに私は茶碗蒸しです♡(ネタじゃないな・・・)

これからも頑張ってください、応援しています)^o^(



あ、またこいつ…(ゲンドウのポーズ)
というか初コメントなのね!
まさか焼き鳥秘境にコメントがつくとは思ってなかったのでちょっと嬉しいw

写真がとても美味しそうと言ってもらえて安心しました!
そもそも山本すずめ流飯テロってなんじゃいという感じで、コメントも何もないと果たしてこれでいいのかと悩んでしまいますが、あなたのおかげでちょっぴり自信がつきました。
これからも写真は全部保存してハードディスクの容量を圧迫していってくださいね〜!

で、お寿司が好きかという質問ですが、好きです。お・す・し(はぁと)という具合に。
特にサーモンが大好きです。生イカと生エビはダメです。茶碗蒸しは…まぁ食べる、かな!(

コメントありがとうございましたー!
応援よろしくお願いしますッ!


というわけで。
非常にコメントしづらい記事だと思いますが、一応コメントお待ちしております!

以上、焼き鳥秘境でした!ばいばい!
author:山本すずめ, category:すずめの焼き鳥秘境, 22:10
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