おまえたちは5,000さいせいのおもさをしらない

池袋の展示品SurfaceRTで動いてるノベルスフィア版ボツネタ通り。すげー。

さてさてそんなわけで新年度の最初の一週間、おつかれさまでした。
Twitterを見ていても、自分のタイムラインには学生さんが多いので、入学式のお話とかも沢山聞けて、「そっかぁもうそんな時期か」としみじみします。
自分はもう多分入学式を迎えることはないでしょうし。

このまえの記事で宣伝のことをお話したので、関連のある内容をお話しようかなぁ、と思います。

・にこにこどうがにどうがをあげておもったこと

でも書いてみましょうか。
超水道はニコニコ自作ゲームフェスというお祭りで超水道はPVを制作、アップロードしたわけですが、
それからけっこう時間も経って、「なるほどなぁ」と思ったことを書けたらいいよね。

細かいことは後から述べていくとして、何よりも思ったのがこれですよ、これ。

・1,000ってすごい。改めてそう思った。

出来の悪いTさんコピペ改変を作ろうとして何分か考えたけど面白く無いからこれでいいや。
この記事を書いている段階で、たとえば「ボツネタ通りのキミとボク」のPVは現在944再生です。
アップロード日は3月21日。まぁ三週間程度ってことでいいのかな。



しかもアップ当初はけっこう宣伝しまくったから初速はけっこうブーストかかったはず。でもこの数字ですよ。
週に何回も変なブログを書いたり、公式アカウントでつぶやきまくったりしてもこの程度。

・動画を見るのは「見ようと思った人」だけ

でも、考えてみれば当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。
Twitterで告知が流れて来たとして、
「素人のノベルアプリ(ってものにまず普通ピンとこないね)のPVか!よし!見よう!」
とはならないですよね。常識的に考えて。
上げたら誰かが見る。それは間違いじゃないけど、細かく考えていくと、ちょっと違う。

でも、一部そういうのが好きな人はきっと違って、そういう人が再生数を回してくれているのかな、と。
もしくは超水道のファンの方々。いやもう本当にありがとうございます。

そういう方が1000人近くいてくださる事の方が、むしろ嬉しいかなと最近思うようになりました。
1000人っていったら自分やすずめくんの出た中学校の全校生徒より全然多いですし。
「10000000再生!」みたいな売り文句で紹介される動画が多いから感覚が相対的に麻痺しちゃうけど、結構すごい。

もし1000人がそれぞれ一万円くれたら一千万円だし。1000円くれたら百万円。ほらすごいぜ1000人。
もうちょっと現実的な話をするとコミケで1000人も来たらめちゃくちゃ黒字になるよね。赤字しか出したことのない超水道的には憧れるところであります。

まぁ、そんなことはいいんだ。

この「1000人弱」っていう言葉に、ミタヒツヒトとしては結構思うところがあるわけです。
宣伝を見て、あるいはちょっと興味を持ってくれた方が1000人。
もちろん一見きりの方とか、一人で何度も再生してくださる方とかもいらっしゃるとは思うんですが、
「いい感じにフィルタリングされた、いい感じに質の高い、いい感じに好意的なお客さんの数字」
みたいなものが見えてきて、これだけで、やってよかったな、と思うんです。

ものづくりをしていると、「どれだけのお客さんがどう見ているか」ってすごく気になるところで、
一見、無機質な数字みたいなものがそのシルエットだけでも教えてくれたりすると、ちょっとだけ安心するんですよね。

・ボカロってすごい。改めてそう思った。

これはほんとです。心霊現象レベルで驚く。
「へぇ、こんな曲があるんだ」→「この曲聴きたい!」→「クリックしよう!」→「ログインだ!」→「再生ボタン!」
っていう全5行程をこなすって大変なことだと思うんだけど、ボカロ界隈だと1000再生以上ってゴロゴロしてるじゃないですか。
これは本当にすごいですよ。「聴きたいやつしか聴かない」のに。

この「欲しい奴しか欲しくない」っていう考え方を始めて意識したのは同人イベントに行きまくっていたころで、お客さんの顔が見えるので、会場内を歩いている一般参加者さんを見て、「この人はウチの作品欲しいかな」って考えるんです。

大体の人は素通りしてしまうわけなんですけど、そうなると「どっちにしろ、この人はウチの作品を知らないから欲しがれない。知ってもらわないと欲しいとは思ってもらえない」と思ったりするんです。最後には「欲しがってもらうには知ってもらおう!」ということでちょっとディスプレイ工夫してみたりするわけなんですよね。

それで工夫して、やっと買ってもらえたりすると、
「この人はうちの作品を欲しいと思ってくれたんだ、それはうちの作品が欲しいってことなんだすげー!」
なんて感動するわけです。
日本語おかしいし当たり前のことなんだけど。

その小さな出会いみたいなものが何万回とあるのが商業活動だったりするんでしょうね。
例えば100万再生されるボカロ曲があったら、それが100万回あるわけでしょ。それってすごい。ほとんど頭おかしいレベルですよね。
買い物と動画再生では別物だけど、通じる部分はあるはず。

・伸びないボカロ曲→「20000再生くらい?」

この前、「ボカロ曲好き」を公言する中学生の妹に知り合いのPさんのボカロ曲を紹介して、まぁ彼女もそれなりに喜んでくれたんです。
それで「まぁ5000再生くらいされてるしね」みたいなことをポロっと言ったらすごく残念そうな顔をするんですよね。
個人的には5000再生でも十分人気曲だと思うんですが、彼女は普段数十〜数百万くらいの曲しか聴かないのでそう見えるのでしょう。

これ以上何も聞くべきではないなぁ、とか思いながらも、
「再生数少ない曲ってどれくらいだと思う?」と聞いてみたところ、
「20000くらい?」とかいい出しやがる始末。

うちにいるとsaiとペンタブで絵を描きまくっている彼女ですが、たぶん2000再生もいかないような動画があることなんて考えたこともないんでしょうね。
「再生数少ない曲→クソ」みたいなブランド主義があるかもなぁ、とかそういう予想はしていなかったのですが、完全な虚無というか「無かったことになってる」っていうのはちょっと衝撃でした。
そういうPさんとはお付き合い多いし、彼らがどれだけ努力してるか知ってるので、残念な気持ちになりますね、やっぱり。

・中高生は修羅の道

そういえば聞いたことがあるんですが、コンテンツビジネスを展開する時に、中高生を相手にするのは「超・修羅の道」らしいです。
というのも、可処分所得(じゆうにつかえるおかねのこと)が少ないのでお金を落とさないから、だそうなのです。
でも、個人的にはそれだけじゃないと思っていて、彼ら彼女らは制作資金とか製作者のモチベーションに意識が向かないので、
「自分から関わることでコンテンツを支えることができる」という意識が少ないから、財布の紐が無意識に固いのではないかな、と思うのです。
そりゃ若いもん。小さいもんね。そんなに気ぃ遣えてたまるかよ、と気持ちは非常に分かるんだけど、でもこのSNS時代、声だけは大きいので、
「どういうワケか大人が子供に媚び媚びになって無償の娯楽を提供している」というすごいことになってるのがすごいな、と。

(ただ、ミタがかつてお話してきた中高生の中にはわりとゴロゴロと下手すりゃ自分より意識高くコンテンツを支える心意気と侠気に溢れた少年少女たちがいたわけで画一的にそうじゃないことをここに記しておきます)

・100000再生でゲロを吐きます

動画上げて思ったけど、1000再生ってすごい。5000再生はもっとすごい。
10000再生でお腹が痛くなって、100000再生は緊張でゲロを吐くレベル。

エンタメの世界でも、作っているのは人間で、そこで動いてる物理エンジンはキミのまわりのものと変わるわけじゃないんだぜ。
そういうことを妹に理解してもらうには、もうちょっと時間がかかるのだろうな。

いかん、尺が長くなりすぎている。
駆け足でまとめるぞ!これからおれは出かけるんだ!

・再生数はYouTubeより気になる
Youtubeにも超水道は動画を上げて来ましたが、ほとんど伸びませんでした。
しかしそこで特に感じることはなく「まぁこんなもんかな」という感じで、ニコニコほど物を思うことはありませんでした。
世界規模な分、個人単位に意識が向かないんですよね。
今もYoutubeへのアップは継続していきますが、どちらかというとメディアさんに埋め込みでご紹介いただくときにご不便がないように、という役割の方が強くなっています。

・コメントつくとめっちゃ嬉しい
これ、舐めてたけど実は嬉しいですね、かなり。
なんかコメントアート?的なのつけてもらったりコメント水色になってたり。
これもなぜかYouTubeより嬉しいな。頑張ったところで「すごい」って言ってもらえるのは大きい気がする。
あの「動画にコメントをつける」って考え方って、視聴者が楽しいためだけじゃなく、制作者も楽しいんだな、と思ったり。
とにかくもっとコメントくれ!いいからくれ!

・ニコ生やりたくなる。ニコニコの引力。
もっと難しいかと思ったんですが、アップロード、思ったより簡単にできちゃいますね。
YouTubeがマジにスナック感覚で動画を上げられちゃうのは知ってたけど、ニコニコもなかなか簡単です。
ニコ生もけっこう似たような感じでできて、なんというか、
「動画上げたし、宣伝がてらついでにニコ生もやっちゃうかー!」みたいな流れ作りが本当によくできているなー!と。
ニコ生もニコ生で中毒性を感じるフシがあるんですが、まぁそれは考えをまとめ中なのでもう少しお待ちを。

そういうわけで、今日はちょっと色んなお話をしすぎて長くなってしまいました。ごめんなさい。
ここまで読んでくれたアナタ、本当にありがとう。
そして。
ありがとうついでに動画の応援もよろしくお願いします!
コメント宣伝RT、なんでもありだ!
ちょっと気になるアイツのiPhoneに勝手にインストールしちゃえ!
だがノベルスフィアでパソコンの授業中にこっそりプレイもオススメだ!
先生にバレてスクリーンに大写しになっても大丈夫!約40人に超水道が布教できちゃうし、クラスの美少女も実は超水道ファンだったりして良い感じになるよ。多分。知らんけど。


「ボツネタ通りのキミとボク」プロモーションムービー



「森川空のルール」プロモーションムービー



どちらもAppStoreで大好評公開中!どんどん宣伝してくれよな!
そして現在ボツネタ通りの動画が、もうちょっとで1000再生なのですよ。
1000再生って大台ですよ!お金で言ったらお札です!みなさんのお力で、僕らをお札にしてください!よろしくお願いします!

すずめくんと打ち合わせ行ってきます!では!
author:ミタヒツヒト, category:デスポエム, 23:03
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Comment
今さらコメントですけど・・・他人の動画だとなぜか1000はすげー少なく感じます。でも自分で投稿した動画が1000を超えた時は涙が出るほど嬉しかったですね。

自分で動画を投稿しない人たちは知らないだろうけど、大半の人は二桁再生がほとんどなんだぜ・・・と中高生には教えてあげたいですね。
あ, 2016/07/01 3:17 PM
ボツネタ通り読みました!
感動しちゃいました!
超水道さん大好きです!
頑張ってください꒰。•`ェ´•。꒱۶
ゆー, 2013/04/16 8:49 AM









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